一般社団法人診療所事務長会の理事と医療法人社団ワッフルの事務長を務める松田邦彦氏のインタビュー第4弾。今回は、レジ、決済周り、予約システム、ホームページ制作会社、検査・卸会社、院内情報共有システムについて伺った。
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間瀬:クリニックのレジ周りについて今後の展望はございますか?

松田:レジに関する選択肢は3つです。1つ目が普通のレジ。クリニックはレセコン側で明細が出るので、カシオの2万円程度のレジもしくは手提げ金庫でもレジ業務を行うことは可能です。2つ目が自動釣銭機。初期費用200万円程度に保守料が4万円程度のイメージです。3つ目が自動精算機です。こちらは初期費用300万円程度に保守料が4万円程度でしょうか。業者としては島津のメルシーか、GENOVAのノモカスタンドが挙げられます。

私個人としては、マネジメント能力のあるクリニックから自動釣銭機、自動精算機の導入が進んでいくと思います。今後の人件費の高騰を考えれば、経営戦略として正しい選択だからです。実際、今回の最低賃金の改定で、東京・神奈川は時給1,000円を突破しました。将来を見据えても、今後人件費が下がる可能性は低いですから、レジ締めにかかっている時間や過不足金に対するスタッフのストレスを考えれば、200万円~300万円の初期投資が高いとは言えません。

間瀬:予約システムについてはどのように選んだらよいでしょうか?

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