弊社では2020年12月10日に、採用に関するWEBセミナー「性格診断ツールの採用・育成活用方法とは?」を実施いたしました。

5名様限定で行われた本セミナーですが、その内容の一部を今回ご紹介いたします!

性格診断の基礎知識

人を知るための性格診断のテストは様々ですが、性格診断において非常に重要な指標が「動機」です。

動機とは、行動に対して、その根源的な土台となって大きな影響を与えている欲求のことです。

※図1.マクレランドの氷山モデル参照

この動機が含まれている性格診断はごくわずかです。

しかし、図1を参照すると、人間の行動・言動を決めている根源は「動機」であることが分かります。

また、採用や育成などに性格診断を活用したい場合、細かな粒度でその人の特性を把握する必要があります。

その人の取りやすい言動・行動といった粒度まで分析を行うことで、初めてその人が組織にどのようなダイナミクスをもたらすのか、といったことが理解できます。

そのためには「動機分析」に加えて、細かな性格特性因子を数値で表現する診断結果が出るテストがオススメです。

クリニック向け組織開発サービス「ヒトミル」

カルーでは、組織開発サービスを提供している「おのみず社」と共同で、クリニック向けに組織開発サービス「ヒトミル」の提供を行ってきました。
(おのみず株式会社HPはこちら

※図2.ヒトミルとは?

※図3.結果表サンプル

すでに、これらの結果表サンプル(図3)のデータから、組織の動態を明らかにし、採用や育成にもご活用いただいているクリニックもございます。

※図4.某クリニックの活用例(組織診断)

セミナー中の質疑応答

セミナー終了後、質疑応答のお時間に多くのご質問をいただきました。
その一部をご紹介いたします。

Q.採用してもすぐやめてしまう人や長く貢献してくれる人など、人によってさまざまなので、採用が難しく悩んでいます。何か良い方法はありますか?

A.採用は履歴書と短時間の面談で見極めなければならず、非常に難しいものです。
そこで履歴書とあわせて検討する必要があるのが、その人の「個性」です。

クリニックに合っているのか、どのようなポジションに向いているのか、どういう性格なのか、どのようにコミュニケーションを取れば良いのか…
そういった要素を、「ヒトミル」で見ることができます。

また既に採用しているスタッフの方々に対しても、どの業務が向いているのか、だれと一緒に働くとより力を発揮できるのかなどを改めて確認することができます。

Q.私は抜け漏れが多い性格なのですが、抜けもなく淡々と実務をこなしてくれるような、私の右腕となってくれる人材を採用したいと考えています。
どうしたら良いでしょうか。

A.確かに、仕事の緻密さなどは履歴書では判断しがたく、採用基準が難しいですよね。

そういった、学力や知力とは別の軸での判断材料が必要な場面こそ、ヒトミルテストの出番です!

例えば、ヒトミルテストの数値から「白黒つけたい性分か?」「感情に引っ張られず淡々と業務をこなすタイプか?」など、その人の根本的な性格や仕事の動機を知ることができます。

履歴書や面接での受け答えでは、知力や一般的な常識は測れる一方、仕事の動機までは窺い知ることができません。

ヒトミルテストでは、短時間では見極めることが難しい、動機や性格特性を分析できるため、求める人材をより発掘しやすくなります。

Q.各個人の性格を詳らかにするのはマネジメント側としては有難いのですが、既に働いてくれているスタッフ側から抵抗を感じられそうです。
抵抗感を少なく、スタッフにもヒトミルテストを受けてもらう方法はありますか?

A.はい、あります。

まずは性格特性そのものについて、ご理解をいただくことが一番良いかと思います。

具体的には、
・組織作りに役立てるものなので評価に関わるわけではないこと
・「良い人」「悪い人」などが決まるわけではなく個性を見るためのものであること
…などについて理解を促進することで、受け入れてもらいやすくなります。

それでも抵抗感がある場合、ヒトミルテストよりも大まかに結果が出るタイプの性格診断を先に受けてもらうのがオススメです。

受験のハードルが低いものから受けてもらい、「より詳しく知りたい」という気持ちを刺激し、より具体的なテストに移っていただくのが良いでしょう。

最後に

クリニックに限らず、人が集まるとそこに悩みが生まれるものです。

セミナー後、クリニックの人間関係についてのお悩み相談や、まずは先生自身の性格を把握したいというご要望から「ヒトミルテスト」のご受験のお申込みもいただきました。

性格特性を読み解くことで、取りやすい態度や言動を予見することが可能です。その予見は、スタッフの採用・育成にあたって大きな武器となります。

まずはご自身の特性の把握から出発し、先生方が理想とする組織に馴染みのいい人組みを考える旅を始めませんか?

※ヒトミルテストの受験をご希望される場合には、お問い合わせフォームからご連絡ください。