匿名開業医Twitterが充実し始めた2020年

Twitterの日本語利用が可能になったのは2008年。それから12年、主に若者の間で使われじわじわと日本社会に浸透してきた。医療業界においても医師が実名で社会や患者向けに情報発信するケースはあった。それが、ここにきて開業医、勤務医が匿名でアカウントを開設し、主に医師向けの情報を積極的に発信し始めるケースが増えてきている。つまりこれまで医師同士の内輪で話し合われていた内容が匿名の特性を生かしてTwitter上で現れてきたのだ。

背景にあるのは、クリニック経営におけるナレッジや業者に対する不信感・情報格差を医師同士のネットワークで解決していきたいという点や院長という経営者の孤独を癒すための場所としての役割もあるだろう。

実際、Twitterでつぶやかれている内容を見ると、クリニック経営や業者に関わること、クリニックの人事的な問題、院長個人の資産運用やキャリアの3つに大別される。

どの内容も開業医の本音なので、開業医や開業志望の医師には役立つ内容ばかりである。そこで、クリニック経営マガジン編集部では、数ある開業医Twitterアカウントを少しずつ紹介していくことで、開業医の先生方や開業準備中の先生方に役立ててもらう連載をスタートさせた。

第一弾では、MM@開業医による医院開業話・医師のキャリア、Dr.ひろ、Dr.ラスの3アカウントを取り上げた。

MM@開業医による医院開業話・医師のキャリア

フォロワー数 8,818名 これまでのツィート数 1.1万件
https://twitter.com/medpractitioner

開業医(耳鼻科)で、開業医向けオンラインサロンも運営するMM先生。豊富なツィート量とクリニック経営に対する中立的で精確な分析に定評がある。開業医、開業準備医師はフォロー必須のアカウント。

「医院開業を考えたら読むブログ」は開業準備医師必読
https://med-practitioner.com/

「開業医・開業準備医師情報交換オンラインサロン」360名以上の医師が加入するSlack上の大規模サロン。よいこはこいよ先生(https://twitter.com/practitioner_11)と共同運営中。
https://irohanihoheto888.wixsite.com/website

Dr.ひろ


フォロワー数 2,989名 ツィート数4,785件
https://twitter.com/hirokimdphdmba

都内の内科開業医。MBAを取得している異色の開業医。国立医卒、医学博士、内科認定、血液専門医。3年間ほどフリーランス医師も経験したのち開業。率直かつ時事ネタに対するタイムリーなツィートが秀逸。クリニック経営に限らず幅広いテーマがツイートされている。
ブログ「MBA医師は語る」もおもしろい。
http://mbadr.info

Dr.ラス


9,893フォロワー数 ツイート数1.3万件
https://twitter.com/3n4rs

アラサー現役医師(勤務医)。不動産投資、Web広告ビジネス、勤務医の3足のわらじで経済的自由の獲得を目指している。具体的かつ実用的な不動産投資のツイートが秀逸でレベルは高め。経済を背景に自由な発想から繰り出されるツイートはさながら新しい形の医師の生き方を示しているようだ。ライフワークは筋トレ、ワイン、ポーカー。間違いなくイケメン(当社予想)。
Dr.ラス先生の執筆しているお金の外来(医師が語るお金の話)は医師必読のブログ。
https://moneygairai.com/

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