最近、サプリメントの販売を検討されてるクリニック様が増えてきたように感じます。
そんな中、ヘルシーパスさんにお越し頂き、勉強会を行って頂き、クリニックでサプリメントを活用する意味、サプリメントの目利きのポイントなどを伺いました。
今回はヘルシーパスさんの勉強会で教えて頂いた内容を記事にしました。
動画も公開中!
2021年5月ヘルシーパスさんに改めてオンラインセミナーを行っていただきました!
ヘルシーパスってどんな会社?
国内最高品質・医療機関専用のサプリメントを製造、販売しており、
栄養療法を行う(行おうとしている)医師、歯科医師をサポートしている会社さんです。
具体的には
- 不調の原因になっている、栄養素の過不足を発見する方法と調整する手段を提供
- 栄養療法を行うに当たっての法制度面の注意事項
- 患者さんに栄養療法を受け入れてもらうノウハウ
- 医療機関のスタッフ教育
- お考えが近いドクター同士の「お引き合わせ」
を行っているそうです。
会社の特徴を伺うと「『利益に目がくらんだような粗悪なサプリメントを作ることが出来ない』のが当社の特徴です。」と仰っていました。
株主の皆様が、信頼できるサプリメントを供給して欲しいと願っているドクター、薬剤師、患者様たちというのが理由のようです。
会社誕生のお話を伺うとどういった経緯でドクター、薬剤師、患者様が株主になったかが分かりました!
簡単な概要は以下
サプリメント誕生に向けて。
の田村がサプリメントに関わるようになったのは、2001年の夏のこと。当時、某食品会社の新規事業部門責任者をしていた田村は、新事業の一つとして老化制御技術の研究を行っていました。研究者向けに測定の抗体の提供、検体の測定結果をレポートする中で、測定結果が思わしくない方に対する解決策の提供として、サプリメントの開発プロジェクトがスタートしました。
サプリメント誕生から廃業。
2種類のサプリメント製造に成功し、2002年サプリメントを製造・販売する子会社を立ち上げ、2004年から田村が社長を務めました。ところが、企業グループのオーナーが急に亡くなり、サプリメント会社は2006年9月に清算されることになりました。
ドクターからの支援でヘルシーパス設立へ。
当時のお客様を訪問し、会社の廃業によってサプリメント供給が出来なくなることをお詫びして回っていました。サプリメントを診療に取り入れていらっしゃったお医者様から「あのサプリメントが無くなってしまうのは本当に惜しい!なんとか供給を続けてもらう方法は無いものか?そうだ、有志を募って資本金を集めるから、それで会社を立ち上げてくれないか?」とご提案をいただきました。これが実際に株式会社ヘルシーパスの設立につながっていくのでした。
詳しくはこちら
https://www.healthy-pass.co.jp/about/story/
サプリメントが臨床で役立つ理由
クリニックでサプリメントを販売しても大丈夫!?
クリニックでサプリメントを販売しても大丈夫なのか?とご心配される先生もいらっしゃると思います。
従来から、サプリメント(健康食品)の販売が医療機関における「附随業務」として位置づけ、患者の意思で購入されているのであれば問題ないという見解で、医療機関でサプリメントの販売が行われていました。
また、厚生労働省医政局総務課より、各医療担当部(局)担当者に向けて、次のような事務連絡が出ています。
医療機関においてコンタクトレンズ等の医療機器やサプリメント等の食品の販売を行うことは、当該販売が、患者のために、療養の向上を目的として行われるものである限り、以前から可能ですので、適切に取扱われますよう、お願いいたします。
原文はこちら
https://kouseikyoku.mhlw.go.jp/shikoku/iryo_shido/documents/270616_2.pdf
上記から患者様のためにサプリメントを販売することは問題ないと言えるとのことでした。
2.2 サプリメントが有効な領域
医療機関には日々、様々なお悩みをお持ちの方がご来院していると思います。
大きく分けて、医薬品・手術で良くなる方、運動で良くなる方、食事で良くなる方がいらっしゃるのではないでしょうか。
その中で食事で良くなる方の効率化にサプリメントは役立つようです!
具合の悪い方に、ちゃんと食事をするようにとお話しても難しいですよね。
また、現在日本人の栄養素には偏りがあるとも教えて頂きました。
炭水化物、脂質、タンパク質の三大栄養素は足りているのですが、ビタミン、ミネラルは不足していることが多いようです。
そのような患者様の為に医療機関でサプリメントを取り扱うのはメリットがあると言えそうです。
サプリメントは本当に役立つのか?
サプリメントでの栄養補給は生化学に則り、足りない栄養素を補ってあげるという考え方と仰ってました。
例えば以下の症状のある患者さん
こういった症状がなかなか快方に向かわない患者さんは根本的な「鉄」が不足している場合があります。
そのような患者様に対して、食生活の把握や消化器官の状態をチェックし、鉄欠乏の原因を把握。
その上、食生活の改善が難しいようなら、サプリメントを使い補給を考えるのが良いそうです。
クリニックが活用すべきサプリメントの条件
クリニックで活用するサプリメントで重要なことはどのようなことかを教えて頂きました。
性能
サプリメントの性能を見分けるには、製品のパッケージの「裏面」を見ると良いそうです。
そこからは
- ・サプリメントに含まれている栄養素の配合量
- ・栄養素が天然原料由来なのか、化学合成由来なのか?
- ・添加物がどのくらい使用されているのか?
- ・どのような添加物が使用されているのか?
などが読み取れます。
ヘルシーパスさんでは「良いサプリメントとは?」というCD-Rを配布していらっしゃいます。
詳しくはこちら
https://www.healthy-pass.co.jp/information/005/011/
原料
サプリメントの原料には「合成」と「天然」があり、
毎日、安心してサプリメントを利用するならば、より食べ物に近く、吸収率や体内利用率の高い「天然原料」がおすすめのようです。
配合量
サプリメントを選ぶ際には、目的に応じた配合量が満たされていることが大事です。
日本の栄養素の摂取基準は、各栄養素が欠乏症に陥らないように設定された基準です。
現代の日本では、ビタミン欠乏症でお悩みの方はほとんどいないにも関わらず、日本のサプリメントメーカーの多くは日本の摂取基準に倣ってサプリメントを設計しているそうです。
しかし、この設計では、ビタミンの薬理効果や抗酸化作用は期待できず、薬理効果やQOLの向上に役立つことを期待する場合には、さらに進歩した摂取量が必要です。
クリニックがサプリメントを販売するメリット
クリニックがサプリメントを販売するとどのようなメリットがあるのでしょうか。
一番は患者さんの助けになること
サプリメントを取り扱うことで、患者様を助ける引き出しが増えると仰る先生が多いようです。
また、先生自身も使ってみて効果を感じるということも多いのだとか。
経営的な視点で考えると
今回のヘルシーパスさんの勉強会を通して、クリニック経営マガジン編集部視点でのメリットをお伝えします。
根本的なお悩みに対処できる可能性が高まるので、新たな患者様の獲得に繋がる可能性もあるのと思います。
また、既存の患者さんの離反率低下に繋がります。
仮に6千円のサプリメントを月に40個販売すると、24万円の売上げアップに繋がります。
年で考えると288万円もの売上を上げることになります。
それに伴い顧客単価も向上します。
また、ECサイトを用いることでクリニックの稼働がなくても売上が発生するシステムが作れます。
ヘルシーパスさんの取り組み
ヘルシーパスさんでは無料で医療機関様限定でニュースレターを配布されています!
サプリメント・栄養素に関することなど役立つ内容です。
例:上手なサプリメントの勧め方、サプリメントと薬事法など
メールまたはFAXで配信料は無料ですのでご興味を持って頂けた方は以下よりお申込みください。