失敗しない予約システムの選び方クリニック経営マガジン

予約システムの導入を考えているクリニックは、どのようなことを重視して予約システムを選んでいるのでしょうか？

・機能面 (電子カルテ連動など)
・費用
・予約管理のしやすさ (スタッフの反応が良い)

など様々な選び方があると思いますが、私がオススメする選び方は「患者さん目線での予約のしやすさ」です。

今回は病院口コミ検索サイト「Caloo」のユーザー様に向けて行った「予約システムの意識調査」の結果(回答数：216件)と、WEBマーケティングの観点から失敗しない予約システムの選び方を解説します。

予約システムは必要なのか？

弊社では、まだ予約システムを導入していないクリニックや開業前のクリニックには必ず導入するようにお声がけしています。

患者さん向けに実施した、”クリニックを選ぶ際に「予約システム」が導入されていることをどれくらい重視されるか？”というアンケートでは

どちらかといえば予約システムが入っているクリニックを選ぶ：63.4％
予約システムが入っていないと行かない：4.2％
予約システムの有無は関係ない：32.4％

という結果でした。

近隣に競合のクリニックが無ければ予約システムを入れなくてもそれほど問題はないかもしれませんが、競合のクリニックがある場合には、自分のクリニックを選んでもらうために予約システムを導入した方が良いということがご理解いただけると思います。

”予約する際は時間帯予約と順番待ち予約、どちらの方式が良いですか？”というアンケートの結果は

時間帯予約が82.4％とほとんどを占めました。

弊社口コミ検索サイト(Caloo)やGoogleマイビジネスにおいて、ネガティブな口コミが集まりやすいのが”クリニックでの待ち時間”です。
なるべく待ち時間の少ない時間帯予約の方が好まれていることが分かります。

予約システムを「患者さん目線での予約のしやすさ」を重視して選択することをおすすめする最も重要な理由の一つが、「CVR（コンバージョン率）」です。

SEO対策やHP制作、SNS運用などのWEBマーケティング施策の多くが、WEB予約への遷移をCV(目標)にします。

しかし予約システムにたどり着いた患者さんが「予約するまでの手続きが面倒くさい」「予約完了までが長い」といった問題から予約をすることなく離脱してしまうと、マーケティング施策の意味がありません。

予約システムにたどり着いた患者さんが実際にどれくらい来院しているか、つまり予約システムのCVR（コンバージョン率)が重要になってきます。

この予約システムのCVR（コンバージョン率）は数％違うだけで、実際の来院数は変わってきます。

月間のHPのセッション数が10,000のクリニックの場合、

予約システムのCVRが10％の場合：来院数1,000人
予約システムのCVRが20％の場合：来院数2,000人

といった具合です。

来院数は売上に直結するので、「患者さん目線で予約しやすい予約システム」を選ぶことは、WEBマーケティングや経営的な視点で見ると失敗しない予約システムの選び方と言えると思います。

予約システムのコンバージョン率を確かめる簡単な方法として

ご自身で予約システムを使ってみる（患者さん目線で予約してみる） ことをオススメします。

1番の離脱理由は、枠が空いていない、予定と合わないといった理由で56.5％もの方が離脱しています。
そして予約システムの使い勝手という面でも、26.5％の方が離脱しています。

ここから、
患者さん目線で使いやすい予約システムで、なるべく予約の枠を開放できるように設定を作り込む
ことが重要であると言えます。

上記のような動画を患者さんにご覧頂き、

・使いやすそう・普通・使いにくそう

の3段階で評価してもらいました。

時間帯の予約システムで導入されることの多い以下の大手5社の予約システムでアンケートを実施しております。

・メディカルパス(https://products.medicalpass.jp)
・ドクターキューブ（https://jtc.doctorqube.com）
・診療予約2020 (メディカルフォレスト)(https://www.medicalforest.co.jp)
・病院なび初診受付システム (https://www.tohoyk.co.jp/ja/products/reception/)|
・アポクル (https://apokul.jp)

実際のアンケート内容と結果に関しては、お問い合わせ頂いた方のみに送付しております。
ご希望の方は以下よりお申し込みください。