最近弊社にGoogleマイビジネス(GMB)のアカウントが停止になってしまった。。というご相談を頂くことが増えました。
今回アカウント停止から復旧まで至った事例を元に「停止になった原因」「対処法」をご紹介します。
Googleマイビジネスのアカウントが停止になる原因は?
アカウントが停止になる原因はガイドライン違反によるものがほとんどです。
ガイドラインにはどのようなことが書かれているのでしょうか。見ていきましょう。
ビジネス説明のガイドライン
①ユーザーの誤解を招く恐れがある
お客様のビジネス、または提供している商品やサービスについて、不正確な情報や間違った情報を公開しないでください。
②質が低い、関連性がない、または閲覧の妨げとなる
たとえば、誤字や奇抜な文字を含むコンテンツ、意味不明なコンテンツなどがこれにあたります。
③特別キャンペーン、特別料金、特典などを過度に強調する
たとえば、「すべて 50% 引き」、「地元で一番人気のベーグルが 500 円!」などのフレーズは使用できません
④リンクを含むコンテンツ
どのような種類であっても、リンクは使用できません。
⑤不快または不適切なコンテンツ
嫌がらせ、いじめ、差別にあたるコンテンツ、猥褻、冒とく的、侮辱的な言葉を含むコンテンツ、テロ関連のコンテンツ、性的な内容を示唆するコンテンツや露骨なコンテンツなど
⑥禁止されているコンテンツ
危険または違法な商品やサービスの販売に関連するコンテンツはアップロードしないでください。児童の搾取や虐待にあたるコンテンツはアップロードしないでください。
ビジネスの説明の欄には上記の点を注意し、記載しましょう。
取り扱っている商品や特徴などそのビジネスの簡単な説明を入力するのが良いでしょう。
医療機関の場合、駅からのアクセスなども記載するとユーザーのためにもなります。
参考までに説明は半角750文字(全角375文字)まで記載可能です。
名前のガイドライン
ここで重要なことが、ビジネス名に不要な情報を含めることはできません。
含めると、アカウントが停止される可能性があります。
最近MEO対策の一貫でビジネス名に様々なワードを入れているのを見かけますが、ガイドライン違反となりますのでご注意ください。
NG例:柳沼デンタルクリニック【茅ヶ崎市の歯医者】
NG例:山口クリニック|藤沢市の内科|駅から5分
NG例:西山クリニック|喘息専門のクリニック|品川駅近く
住所のガイドライン
店舗やサービスの所在地を示す、正しい住所を使用します。
アカウントが同じか別かに関係なく、店舗やサービスの1つの住所に複数のページを作成することは出来ません。
クリニックで既にアカウントがあり、MEO業者さんが同じ住所でビジネスを作成することはガイドライン違反となりますのでお気をつけください。
NG例:住所の表記がHPと異なる
(HP上の住所と完全に一致するようにしましょう)
NG例:マイビジネスが重複している
ウェブサイトと電話番号のガイドライン
可能な限り、直接つながる電話番号を記載します。いくつかHPをお持ちの場合はメインのHPを記載しましょう。
営業時間のガイドライン
対応可能な通常の営業時間を入力します。
祝日など特別な営業時間の入力も可能です。
カテゴリのガイドライン
中心となる事業内容を示すカテゴリのみを出来るだけ少なくリストの中から選びます。
医療機関であればクリニック・医院・診療所や整形外科クリニック、眼科クリニックなどが該当します。
Googleマイビジネスのアカウントが停止になった場合の表示
前述したガイドラインのどれかに反すると、アカウントが停止となる場合があります。
アカウントの停止はメールでの通知などがなく急に訪れます。
実際に弊社にご相談を頂いたクリニック様のマイビジネスの画面です。
停止となると以下のように表示されます。
Googleマイビジネスのアカウントが停止になるとどうなるの?
「検索結果に表示されなくなるケース」と「マイビジネスの登録前に戻るケース」があります。
検索結果に表示されなくなると、アクセスがなくなり集客の効果も見込めません。
登録前の状態に戻ると以下のコンテンツがなくなります。
▼消えるコンテンツ
-
- 最適化した情報 (オーナーになって編集した情報)
- 予約サイトURL
- 口コミへの返信
- 投稿
どちらのケースもデメリットになりますので早急に復旧対応をされるのをオススメします。
停止されたGoogleマイビジネスの復旧方法
大きく分けて2つ方法があります。
※復旧には5日程かかるケースが多いです
①問い合わせフォームからの問い合わせ
②電話でのGoogleサポートセンターへ問い合わせ
①問い合わせフォームからの問い合わせ
- Googleマイビジネスヘルプより、停止されたビジネスリスティングをクリック
- リスティングの回復を求めることができますをクリック
- 情報を入力し問い合わせを行う
マイビジネスのガイドラインを確認し、問題ないと自信を持てる状態にしてから回復リクエストを送りましょう。
②電話でのGoogleサポートセンターへ問い合わせ
- Googleマイビジネスヘルプから「お問い合わせ」をクリック
- 「ビジネス情報と編集」をクリック
- 「ビジネス情報を編集する」をクリック
- 「折り返し電話をリクエスト」をクリックして情報を入力する
アカウントが利用停止になっている旨をお伝え頂き、サポート担当者の指示に従いましょう。
まとめ:MEO業者の施策には要注意!
今回の記事ではGoogleマイビジネスのアカウント停止の原因、復旧方法について書きました。
弊社にご相談頂く内容で多いのが
- 名前のガイドライン違反 (ビジネス名以外の記載)
- 住所のガイドライン違反 (ビジネスの重複)
です。
どちらも業者さんのMEO施策により問題が起こっている場合が多いです。
特に名前のガイドライン違反は一時的にマップでの検索順位が上がる場合があるので、施策として行われがちですが、長い目で見るとオススメはしません。
今回の記事を見て、うちのマイビジネスは大丈夫かな?停止を受けて困っている。という方がいらっしゃれば以下のフォームよりご相談ください。