クリニック経営マガジン

85%の患者が医療機関のプライバシー対策がクリニック選択に影響すると回答

院内のプライバシーについて

クリニック経営者の方は院内でのプライバシー保護についてどのようにお考えでしょうか?
今回クリニック経営マガジン編集部では、「院内でのプライバシー」にフォーカスして患者様へのアンケートを行いました。

医療機関におけるプライバシーについての患者アンケートの結果発表

クリニックの院内プライバシーについて患者がどのように捉えているかアンケート調査を行いました。

対象:病院口コミ検索サイト利用ユーザー
アンケート期間:2024年1月〜2月

有効回答数:324件

調査の結果多くの患者がクリニックにおいて個人のプライバシー管理の徹底を求めていることがわかりました。

まず、院内プライバシーが保たれているかどうかがクリニックを選択する際に影響するかどうかの質問では、85%の患者が影響すると回答しました(大いに影響するが24.7%、影響するが38.6%、少し影響するが21.6%)。

クリニック内でプライバシー確保のために取り組むと同時に自院のホームページ、院内掲示、情報サイトへの掲載などで積極的に取り組みを伝えることは患者から選ばれるクリニックになるための必須条件となりそうです。

院内での呼び出し方法は?

院内プライバシーの一つの待合室での名前での呼び出しですが、48.1%の患者が名前で呼んで欲しくないと回答するものの、51.9%の患者は名前で呼ばれても大丈夫と回答しほぼ拮抗しました。

ところが、名前か番号のどちらで呼び出されたいか?という質問に関しては、67.3%の患者が番号で呼び出されたいと回答しました。番号で呼び出すシステムがあればそちらの方が好まれるという結果となりました。

特にプライバシーに配慮したい診療科目は?

院内プライバシーに配慮して欲しい診療科目を複数選択で質問したところ精神科、心療内科が66.4%、67.3%と多くの患者がメンタル系の病気にはプライバシーが気になるという結果となりました。その他、レディースクリニック、産婦人科、泌尿器科、美容クリニックなど女性が多いクリニックがプライバシーを気にされていました。

反対に小児科、眼科、耳鼻科、歯科などはプライバシーをそこまで気にしていないという結果になりました。

その他、患者様からのご意見

アンケートで集めた患者の声としては、以下のような具体的なお声を頂きました。

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